The Albums of 2017
アーティスト名とアートワークを手掛かりに選んだという、インスタ映えならぬスマホ(の画面)映えのアルバム・オブ・ジ・イヤー。定額配信中心のリスニング環境になってから2年目にして、明らかに新譜への接点ポイントが少なくなっています。もはや、アルバムタイトルうすら覚え。音像とヴィジュアルのイメージをもとにざっくりと並べてみた配置から、なんとなく見えてきたかも。と星の座標を見る占い師のような気分に。
Arca《Arca》, Perfume Genius《No Shape》, Lorde《Melodrama》, Betsy《Betsy》, St. Vincent《Masseducation》, Kelela《Take Me Apart》
Slowdive《Slowdive》, The Horrors《V》, Jens Lekman《Life Will See You Now》, Morrissey《Low in High School, Jamiroquai《Automaton》, Cornelius《Mellow Waves》
Top Songs of 2017
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Hell Yeah We Fuck Die
今日で仕事に一区切りつきました。阻害要因に惑わされてしまい(反省)思ったような活躍もできなかったので、申し訳なさの一方で、自由を感じる自分がいます。
これからは遠慮せずにやりたいことをやる。徹底的にやる。プロフェッショナルにやる。もちろん、オランダ移住へ向けたステップとなるようなことをしようと仕込み中です。
今年はネガティヴな所に振り回されてきたためか、反動で思いっきりポジティヴなモードになっています。
Hito Steyerl - Hell Yeah We Fuck Die
今夏のミュンスター彫刻プロジェクトでみたヒト・スタヤルの作品。米音楽誌ビルボード調べによれば、過去10年間にチャートインした楽曲で最もよく使われた単語とのこと。単語だけ取れば、ロック系なのかしら。でも、過去10年間といえば、ヒップホップやR&B全盛のような気もするので、それ系で頻出なのでしょうか。
随分直情的な単語の羅列だな、でも、視覚に訴えるのは確かで、今日の気分を表す一枚がこれっていうのも、そういえば育ちがパンク/ニューウェイヴらしいなと。
72時間ホンネテレビ
忖度って言葉が
動向が気になり、ほとんど結構見てしまった72時間テレビ。
想像を絶することがあっただろうに、国民的スタアとして、ファンを視聴者を楽しませることに徹していたように感じました。一芸能事務所のパワーゲームに限らず、新旧世代間の、マスメディアとインターネットの勢力争いとか、色々と渦巻くものを感じましたが、彼らなら、上手にその辺をつないで、軟着陸させてくれそうかな?とも思いました。
#MadonnaErotica25
10月20日、マドンナのアルバム『エロティカ』が発売されてから25年とか。
マドンナ本人がSNSで、#MadonnaErotica25タグつけて振り返ったりしていますが、今見ても衝撃的。かっこいい。
写真集「SEX」の撮影風景のビデオを見つけました。これ、相当ウォーホルの実験映画のような。
松岡正剛「意味に飢える社会」
起業セミナーを受講したり、図書館でリサーチするなどしてました。
自身のキャリアやスキル(専門分野)をどうオランダで展開していくのか? 自分の好きをどうビジネスとしてやっていくのか? 関心とニーズの狭間で思考を巡らすこと自体は大好きな行為なのですが、渦中はいつものモヤモヤ。水面下の白鳥のごとくなので、早くビジネスプランを形にしていかねば。
さて、リサーチ中に見つけた松岡正剛さんのコンテンツとメディアに関する論考が興味深かったです。
氏のセミナーの広報担当したこともあるのですが、いかんせん、情報量がすごくって、受けてに相当なリテラシーが求められるんですよね。今回も例に違わずではありますが、
- 従来のコンテンツ・ビジネスの段階
①品質の良いコンテンツを作る。②そのコンテンツを広く流通させる。③顧客がそれらのコンテンツに満足する。
- ネット時代のコンテンツ・ビジネスの段階
③顧客がそれらのコンテンツに満足する。①品質の良いコンテンツを作る。②そのコンテンツを広く流通させる。
ユーザー主導のコンテンツ造りはサプライヤーの怠慢に過ぎ、これではユーザー側にコンテンツを愉しむリテラシーやメソッドが蓄積されないのに、供給されるコンテンツが増やしてばかりだ。つまりユーザーがおバカになるように仕向けすぎだとの問題提起をしています。
それを改善するための5つの提案にも納得するのですが、今回響いたのは、意味に飢える社会に向かっているのではないという指摘で、うち「イアン・ハッキングが指摘したように「偶然を飼いならす技能」が満杯ないしは枯渇してきた社会になっている」と言う部分です。続けて、「不確実性や複雑性がリスクやオプションとして切り出されすぎる社会になっている」と。
うーん、確かに。社会的失脚の主な理由が不倫だったり(昔は汚職等犯罪だったのでは?)、差別的な創作に対して当事者の一部が騒ぐ(当事者が一枚板ではないし、騒がない権利、求めない権利もあるのでは?)こととかから、今の社会って息苦しいなと感じることがあるので、ここにヒントがありそうな気がしました。と、ここ最近感じていたことを言い当ててるイアン・ハッキングさんの原典当たらないととか、これってポピュリズム(3年前に大学院の講義で買った本未だに読めていない汗)も関係してきそうだな、とか。そもそも良い文章、良いコンテンツは、読みすすめていくと深堀して行きたくなるもの、それに耐えるものであるのではないか。
そもそも、身の回りのものを処分する際にはヤフオク!やメルカリやジモティー使うし、料理するときにはクックパッドみるし、買い物するときには価格com見るよね。なんて、インターネットの活用している。いや、待てよ。フリー経済を享受する一方のことも考えないとなと。例えば「〜してみた」を動画タイトルにつけるとか、検索上位に出てくるタイトルは似たようなものばっかり。SEO対策万全、左様ですか。収益重視、ユーザー数重視のコンテンツ・ビジネスモデルの弊害を考えるフェーズにあるのかなと思いました。
メルカリ、ジモティーに挑戦。商売感覚を養う
ワッセナーのフォーリンデン美術館の一角。断捨離が成功したらこんな空間ができるかな? そもそもこんな広大なスペースに住んだことないので無理だが、目標は高く。
引越しに先立ち、まずは身の回りを身軽にしようと、洋服、CD/レコード、本/雑誌などの不用品を処分し始める。
本当これだけよく集めたなーというモノの数々。こだわり人間なので、それぞれを見ると、購入したときの思い出が蘇ってきたりして、なかなか手がつけられずに、断捨離ブームも看過してただけでした。
今回は、海外に全てを持っていくのは現実的ではないのと、実家にはモノをあまり送ってくるなとの通達があったので、止むを得ず。。。
CD/レコードは、専門店の出張買取サービスに依頼しました。個別にオークションが1番高く売れるらしいけど、数がそれなりにあるので、時間がないからしかたあるまいという判断でした。ダンボール箱計8箱になり、send overした。査定終了は10月下旬の予定。ニューオーダーとかジョイ・ディヴィジョンとか、ストーン・ローゼズとか、あのレア盤はいくらになっているかな? あまり期待せずに待っておこう。
洋服についても、道楽がすぎて、出てくる出てくるモード服。コム・デ・ギャルソン、ヨージ・ヤマモト、ヴィヴィアン・ウエストウッド、マルタン・マルジェラ、プラダ、ドリス・ヴァン・ノッテン、アン・ドゥムルムステール… 専門業者に依頼しても安いよという友人の発言もあり、いままで売ったこともなく、「いいものは一生ものですよ!」とのせられて買ったものの、数度袖を通して保管していたものだから、こちらも大変。友人ルートで委託しつつ、全く減ってない。靴箱の山を前に背に腹は変えられず、フリマかな?と手始めに、話題のメルカリを始めてみました。
ラクマ、フリルとフリマアプリ3種を比較検討(出品料、落札手数料、発送時のシステム)してみたところ、1番ユーザ数の多い=ニッチな趣味の自分でも価値のわかってくれる人みつかるかも?と、メルカリにしました。手数料10%はいたいが。いまっぽいし。
スマホで写真(目につくように見栄え良くが常套らしい)撮って、商品説明(ブランド名、いつのもの、使用頻度、購入場所)を書いて、、、元編集者なのでこういう地味な作業は平気なんですが、地味に時間がかかります。そして、10ほどを出品。さっそくお気に入りが押されて舞い上がる。けれど、売れない。。。値段設定が高すぎたかな?😱
2週間経ったいまも入札が購入意思者が現れない。詳しい友人に聞くと、値段が高いと思う、メルカリは女子が多いイメージ、オークションのほうがよいのでは?と立て続けにアドバイスをもらったのでヤフオク!に移行はじめた次第。引き際が肝心。ですからね。早々に見切りつけるのもあり。これは経営判断ってやつか〜と、MBA授業やビジネスセミナーで学んだことを役に立ててみてます。
引越し日が未定のいまでも、さすがにいらない家具とか家電がちらほら出てきたので、こちらはジモティーに出してみました。現代の都会では粗大ゴミの処分にさえ、お金がかかるご時世だもの。そういう専門業者にかつて依頼したことあるけど、ジモティーなら、近所で必要としている方に渡るのでよいよねという判断でした。いまっぽいし。
公開した途端数分で、問い合わせがくるレスポンスにまずびっくり。で、次にきたのは「○○○○円にして!」自己紹介もせずにいきなりくる値下げ交渉にもびっくり。ネットの評判をみる限り、多いみたいですね。いまっぽいのか。
幸先よく3つ処分でき、お会いした方も常識ある方だったし、使い方の説明するときに販売員気分になったりして、結構楽しんでいます。
しかし、ネットショップやヤフオクなどで高額取引されている品物が結構たくさんあるけど、これについてはこれから。こっちも売らないと! いままで経験のなかった商売感覚を養っています。